とある8月31日の夜、地元のスケボー少年、新垣(村上虹郎)が転落死する。新垣の死を知った高校三年生のコウ(金子大地)は、今は疎遠になっていた新垣のことを思い出す。幼いころに母親を亡くしたコウは、母親の葬式会場から新垣と一緒に抜け出し、親戚から不謹慎だと言われたことがある。コウは、そんな記憶と新垣の死が引っかかる。8月31日に何があったのか、新垣を取り巻く、どこか冷たく、刹那的な少年少女の日常が浮かび上がっていく……。