冷徹なプロの兄セス(ジョージ・クルーニー)と、残忍で病的な弟リチャード(クエンティン・タランティーノ)の凶悪な犯罪者コンビ、ゲッコー兄弟は銀行を襲撃し、親子3人を人質に取り、ニューメキシコに向かって逃走中だった。兄弟が仲間と落ち合う予定の酒場「ティティ・ツイスター」は荒野の真ん中でけばけばしいネオンサインが点滅する不夜城だった。一行がテーブルに着くと、巨大なニシキヘビを体に巻きつけた美女、“地獄のサンタニコ”(サルマ・ハエック)の妖艶な踊りが始まった。5人がそれに見とれてると、バーテンのレザー・チャーリー(ダニー・トレホ)や用心棒たちと現れ、再び険悪な雰囲気に。ナイフを出して迫るチェットたちに、セスとリチャードは銃を出して威嚇した。が、その時、5人の後ろに立っていたサンタニコの体が宙に浮くと、世にもおぞましいヴァンパイアに変身し、リチャードの首に噛みついた。と同時に、店のあちこちでダンサーや店員たちが変身を始め、客たちは恐怖に絶叫し、逃げまどった。何が起こったか理解できないまま、5人はヴァンパイアに立ち向かい始めた。