保育園のお遊戯会で同級生の男の子たちをお供に従え桃太郎を演じた小島桃(櫻井綾)は、やがて女優を志し、18歳の時に岡山から東京に移る。厳しい世界に挑む桃を応援してくれた父が病死し、心のどこかで自分には帰る故郷があるとの思いがあった彼女は、芽が出ないまま気付けば26歳になっていた。ある日、母が営んでいる帽子店を閉めることを知り、慌てて実家へ。そこで桃は保育園の頃お遊戯会でキジ役だった秋山洋介(弥尋)やサル役の山口海人(木ノ本嶺浩)、イヌ役の岸本成多(北村友彦)らかつての同級生たちと再会するが……。