人生半ばで膵臓癌を宣告されたバンジャマン(ブノワ・マジメル)は、母・クリスタル(カトリーヌ・ドヌーヴ)とともに、業界でも名医として知られるドクター・エデ(ガブリエル・サラ)を訪れる。彼に一縷の希望を託す母子だったが、エデはステージ4の膵臓癌は治せないと2人に率直に告げる。ショックのあまり自暴自棄になるバンジャマンに対し、エデは病状の緩和による生活の質を維持するために化学療法を提案し、「一緒に進みましょう」と励ますのだった。ドクター・エデの助けを借り、クリスタルは息子の最期を出来る限り気丈に見守ることを決意するのだが……。