ナイフの達人で殺し屋のロン(チャン・チェン)は、東京・六本木で台湾マフィア暗殺の仕事に失敗し、北関東の田舎町へと逃れる。日本語の話せないロンだったが、心を閉ざした少年ジュン(バイ・ルンイン)やその母の台湾人リリー(イレブン・ヤオ)と出会い、世話好きな住民たちの人情に触れるうち、次第に人間らしさを取り戻してゆく。やがて牛肉麺の屋台で腕を振るうことになり、思いがけず行列ができる人気店に。だが、そこにヤクザの手が迫り……。