これは、カルカッタから遠く離れたベンガルの片田舎の物語である。時は1942年。世界各地には、第2次世界大戦の嵐が吹きあれていたが、この村では戦争の気配はこれっぽっちもなかった。しかし、ここでは、身分差別が甚しかった。バラモンが最高であり、ここに来て間もないガンガ(S・チャタージ)はこれにあたり、村人達の尊敬を受けている。また彼の妻アナンガ(バビータ)は、まだ若く、村人とも仲がよかった。ある日、隣村よりバラモンのディヌー(G・チャクラバーティ)という老人が、食物をねだりに来る。