沖縄県竹富島。青い空、きれいな海、息をのむような美しい景色が広がるこの小さな島は今、観光客の減少や医師不足などの課題に直面している。老人たちや青年部が昔を懐かしむばかりなのに対し、観光課に勤める中浜光一(三上真史)たちは観光客倍増計画を進めようとしていた。島民たちは島の将来をめぐって議論を重ね、次第に彼らの表情から笑顔が消えていく。ある朝、光一とその弟・瞬一(牧田哲也)は、1人の少女・美海(飯田里穂)が砂浜に倒れているのを見つける。