半径1メートルの君 上を向いて歩こう

半径1メートルの君 上を向いて歩こう
2021 · コメディ/ドラマ · 日本
103分
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3.8
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(4人)
〈本日は、お日柄もよく〉登山から帰ってきた中年サラリーマンの佐久間昇(岡村隆史)と男子学生の浅田弘樹(豆原一成)。怪我の手当をしてあげた若者に、2人は理想の親子だと羨ましがられるが、昇は「こいつは僕の娘に付きまとうストーカー」だと冷たく言い放つ。娘の大事な日にまで付いてこようとする弘樹に、呆れ果てる昇だが……。 〈同度のカノン〉沈んだ顔で病室のベッドに横たわる正彦(海宝直人)。そこへ友人の義正(亜生)が見舞いに来て、友人同士の何気ない会話が続くのだが……。 〈やさしい人〉一瞬の出来事で植物人間になった女性(倉科カナ)。絶望のなか、醒めることのない悪夢は次第に醜い怒りを増幅させていく。そんなある日の午後2時。なぜ自分だけが不幸な目に合うのだと、何年経っても受け入れられない現実に彼女の感情は爆発。その怒りはある男性(徳井義実)に向けられる……。 〈真夜中〉薄暗いバーのカウンターで飲んでいる芸歴13年目のお笑いコンビ“ユリイカ”の久保(じろう)と、担当マネージャーの花岡(小池徹平)。一時期人気を誇るも今は仕事が激減。人のせいにしてばかりいる久保に、花岡は業を煮やして激しい口論となる。久保の才能を誰よりも信じ、この世界で生き抜くための大切なことを訴える花岡だったが、実はこれが2人で飲み交わす最後の夜だった……。 〈まわりくどい二人のまわりくどい気持ちの伝え方は大胆でむしろまわりくどい〉小さなカフェをひとりで切り盛りする店主のしおり(白石聖)。そこへ近所で服屋を営む本田(後藤淳平)が閉店間際にやって来る。残っていた手作りミルクレープを注文し2人が会話を楽しむなか、突如本田が実は好きなひとがいると告白。その気持ちの伝え方を聞いたしおりは気持ち悪がるが……。 〈戦湯~SENTO~〉ある銭湯に現れた2人の男。ウエスタンな格好で番台のおばちゃんに偉そうな態度をとり、脱衣所や浴場でも我がもの顔で振る舞う常連客の男(秋山竜次)に、もう一人の強面で寡黙な男(般若)が痺れを切らし、前代未聞の戦湯ラップバトルが始まる……。 〈とある家のこと〉実家で母の遺品整理をしている姉の伸子(山崎静代)と妹の葵(松井玲奈)。そんな2人は性格も好きなものもすべてが正反対で、今日も激しい口論を始める。そんななか、母が書き記していた日記帳と共に懐かしいあの日の記憶が甦ってくる……。 〈バックヤードにて〉スーパーの店長らしき女性・ミク(水川あさみ)に万引きが見つかり、問い詰められる主婦のサナエ(近藤春菜)。出来心だと言い張るが、バッグからは高価な金品や骨董品が次々と出てくる。そんなサナエを未来から来た“タイムトラベラー”だと見破るミク。だがミクもまたサナエを追ってやって来た時空局潜入捜査官だった……。

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