夫・文則(田村健太郎)との関係がすっかり冷め切っている綿子(門脇麦)。友人の紹介で知り合った木村(染谷将太)と頻繁に会うようになるが、ある時、木村は綿子の目の前で事故に遭い、帰らぬ人となってしまう。心の支えとなっていた木村の死を受け入れることができないまま、変わらない日常を過ごす綿子。揺れ動く心を抱えながら、木村との思い出の地をたどる綿子は、やがて夫や周囲の人々、そして自分自身とゆっくりと対峙してゆく……。