人間の生態を調査しに土星から来た宇宙人(中村倫也)は、真田家の四兄妹の次男・日出男として23年間暮らしていた。兄妹の親代わりで女性とは無縁の長男・夢二(日村勇紀)、DVの彼氏から離れられない長女・想乃(伊藤沙莉)、高校時代の同級生から復讐される三男・詩文(柄本時生)の兄妹は、喧嘩もするが、助け合っている。家族というものがわからない日出男は、夢二に尋ねる。夢二は、自分よりも大切なものがあるということだと答える。毎日一緒にご飯を食べ、働き、慌ただしく過ごすなか、日出男が地球を離れる日があと3日に迫る。人間としてやり残したことをすべく、日出男の奮闘が始まる。