極寒の地・長野県に住むスポーツインストラクターの清沢賢二(窪田正孝)は、妻・ひとみ(蓮佛美沙子)と幼い娘たちのために念願の一軒家を購入する。“まほうの家”と謳われたその住宅は、地下に巨大な暖房設備があり、家全体を暖めてくれるという。理想のマイホームを手に入れ、新居生活をスタートさせるが、ある不可解な出来事をきっかけに、その幸せは身の毛がよだつ恐怖へと転じていく。差出人不明の脅迫メール、地下に魅了される娘、赤ん坊の瞳に映り込む何かに戦慄する妻、監視の目に怯えて暮らす実家の兄・聡(窪塚洋介)、周囲で起きる関係者たちの変死事件……。そして、賢二の隠された記憶が蘇る。その“家”には何があるのか? それとも何者かの思惑なのか? 一家が辿り着いた驚愕の真実とは……。