アンティークショップを経営する高木美沙(小松みゆき)は、年下の夫、信次(川口貴弘)と結婚して10年。2人の生活も今となってはマンネリ化。美沙は信次からのキスも自然と避けるようになっていた。そんな彼女は、信次に言えない秘密を抱えることになる。きっかけは、ある日、美沙の携帯に届いたメール。送信者は“トキオ”と名乗る人物。初めのうちは正体不明のメールを警戒していた美沙だったが、トキオの真摯な文章に、次第に心を開いてゆく。やがて彼女の中に、トキオに会ってみたいという気持ちが芽生える。だが実は、トキオの正体は信次だった。信次はトキオになりきって妻にメールしていたのだ。だが、ある日急に返信が来なくなる。不安に陥った信次は、同僚の三浦にトキオになりすまして妻を抱いてくれるように依頼。渋々承諾した三浦は、信次の目の前で美沙を抱くが……。