ある日の朝、銀行支店長のカルロス(ルイス・トサル)が子供たちを学校に送るため車を走らせていると突然、携帯電話が鳴る。「車のシートに爆弾を仕掛けた。死にたくなければ42万ユーロ用意しろ……」その言葉は、嘘ではなかった。同じ爆弾を仕掛けられた部下の車は爆発、その破片で息子は傷を負い生命の危機が迫っていた。狡猾な犯人に監視され、警察に助けを求めることも出来ないカルロスは、ただひたすら車を走らせるのだが……。