軍部の科学者アボット(ロバート・ナッパー)が運転する緊急輸送車には、スピーシーズのイヴ(ナターシャ・ヘンストリッジ)と、男の子が乗っていた。男の子は人類とスピーシーズの混合種で、またイヴの肉体には新たな種が宿っており、今にも出産寸前だった。そのとき、男の子が口から触手を伸ばしてイヴの首に巻きつき、締め上げて殺してしまう。アボットは、イヴから生まれたばかりの赤ん坊を抱えて逃走する。それから数週間後。大学で教鞭をとるアボットは、自宅地下に研究室を構え、赤ん坊を密かに育てていた。すでに7歳ほどに成長したその子をサラと名づけ、サラの卵子から新たな純血種を産み出し、歴史的な名声を得ようと思っていた。ある日、アボットの教授室に不審な男が現れる。