盗んだ靴をはく女―23歳のレイレ(ナイワ・ニムリ)は、高級靴店の店員。夢は靴デザイナーになることだが、才能に自信が持てず焦りはつのるばかり。店からこっそり盗んだ真っ赤なハイヒールを履いて毎夜ディスコで踊る。ある日、画家の恋人クン(ダニエリ・リオッティ)と大ゲンカする。街角の公衆電話から彼に電話した。すると留守番電話になり、「レイレとクンの携帯電話です」と2人の声でメッセージが流れた。