妻と離婚した医師のスンフンは、15年に渡り未解決の連続殺人事件が起きている京畿道の新都市に引っ越してくる。新たな病院で働き始めしばらくしたある日、氷が解けてきた漢江から首と手足が切断された女性の死体が浮かび上がり、住民たちの間に不安が広がる。そんな中、認知症にかかったチョン老人がスンフンの勤める病院にやってくる。チョン老人は、スンフンの住む部屋の大家であり精肉食堂を営む男の父だった。受診中、意識のないはずのチョン老人が、体は橋から捨てれば見つからない、頭はまだ冷蔵庫の中、とつぶやく。殺人を示唆するようなその言葉から、スンフンは一家の事件への関与を疑っていく……。