東京・新宿。口先三寸で女を引っかけては自由気ままに生きているチンピラの木場五郎は、露店商売をしている男に、一帯を仕切る登竜会を騙って難癖をつけショバ代をせしめようとした。ところがその時、本物の登竜会が現れ、五郎は組員の田上有作に叩きのめされる。気が納まらない五郎は登竜会に単身乗り込み、有作とサシの勝負を挑んだが、やはり有作を倒すことはできず、ひとまず折れることで納得した。有作はそんな五郎を飲みに誘い、自分たちはやくざではなくテキヤ稼業だと説く。