強い思いや感情はその場や物に残り、仙石和彦(野村萬斎)はそれら残留思念を読み取ることができる特殊能力の持ち主だった。仙石は丸山竜司(宮迫博之)とお笑いコンビ『マイティーズ』を組み、能力を活かして笑いを取っていたが、能力の代償で精神をすり減らしてしまう。コンビを解散してからはマンションの管理人となって、他者との接触を避けるように暮らしていた。一方、丸山はピン芸人マイティ丸山として活動するが、まったく売れない。ある日、丸山の所属する芸能事務所・峠プロダクションに、秋山亜美(杉咲花)という女子高生が訪れてくる。