死刑になるため、自分の母親と見ず知らずの姉妹を殺害した佐久間亘(西村佳祐)は、更生の余地なしとして、望み通り死刑が確定し、拘置所でその日を待っていた。そこへ、佐久間を改心させるため、キリスト教の教誨師、清水沙月(宮田祐奈)が訪れるようになる。受刑者や死刑囚に対して、その非を悔い改めるよう諭す教誨師としての沙月との対話を重ねるうち、反発していた佐久間の心に次第に変化が現れる。だが、死刑執行の日は確実に近づいていた……。