福島の地方都市から東京に逃げてきた少年ハチ(倉悠貴)は、違法薬物の運び屋をして生計を立てている。ある日、運び屋の仕事でトラブルを起こしたハチはボコボコにされ、渋谷のラブホテルの裏で倒れていたところ、ホテルの裏口からやってきた少女(見上愛)にポケットティッシュを渡される。彼女は、アイといった。アイはトラウマから声を出せなくなり、筆談でしか話せない。孤独な少年と少女は衝突しながらもやがて互いにとってかけがえのない存在となっていくが、二人の間にはある真実が隠されていた……。