ベルリン空港。突然の夫の事故死という深い喪失感を抱えた女性航空機設計士のカイル(ジョディ・フォスター)は、6歳になる娘ジュリア(マーリーン・ローストン)と共に、夫の棺を乗せた旅客機に乗りこむ。それは皮肉にも、カイルが設計した最新鋭の航空機だった。機内に落ち着くと、カイルは睡魔に襲われる。その間に、ジュリアの姿が見えなくなってしまう。乗客、乗務員の誰一人としてジュリアの姿を見たと証言する者はなく、なんと乗客名簿にも名前が載っていない。パニックに陥ったカイルは、エアマーシャル(私服航空保安官)のカーソン(ピーター・サースガード)に阻止されながらも、機長のリッチ(ショーン・ビーン)に捜索を嘆願する。