日本最大のヤクザ組織谷口組の三代目、田所正雄が狙撃された。田所の家族と谷口組の受けたショックは大きく、ボディガードの処分をめぐって、若頭の河上剛二と若頭補佐の権野強志の間に食い違いが生まれる。田所はかかりつけの医師、大友の手術で一命を取りとめ、最悪の事態を考えていた妻、ひろ子、長男、孝とその妻、冬子、長女、悠子、次男、範夫らの家族は一安心。そんな折、悠子の恋人で東日タイムスの記者、山田が社会部に転属になり、この事件の取材で二人の間に暗い影が漂い始める。