無音の叫び声

無音の叫び声
2015 · ドキュメンタリー · 日本
122分
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山形県上山市牧野で小作人の長男に生まれた木村迪夫は、戦争で父と叔父を失う。戦後は自作農になったものの、出稼ぎや廃棄物収集業の仕事にも就くなど、高度経済成長期に社会の底辺で暮らすことを強いられてきた。その一方で、60年以上に渡って社会の矛盾や戦争の非道さを詩の中に綴ってきた。それだけでなく、衰退する農村を憂い、三里塚闘争を記録していた独立プロダクションの小川プロを自宅の隣に呼び寄せたり、叔父の遺骨を探しに太平洋の激戦地・ウェーキ島での遺骨収集事業に参加したりするなど、その活動は農業や詩の創作に止まらなかった……。

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