幼少期、善意の募金5億円により難病から命を救われた少年・高月望来(望月歩)。健康に成長し高校生になった彼は、5億円にふさわしい人生を送ろうと、周囲からの期待やマスコミに晒される窮屈な青春を送っていた。そんなある日、とある出来事をきっかけに、生きる意味を見失った彼はSNSで自殺を宣言。そこに、見知らぬ誰かから「死ぬなら、5億円返してから死ね」とメッセージが届く。家を飛び出した望来は、添い寝カフェやワケあり清掃、振り込め詐欺(?)など、未知の闇バイトを体験。様々なクセモノたちと出会い、次々と危険な事件に巻きこまれながら、金と人生に向き合う波乱の旅を続けていく……。