屋根裏の散歩者

屋根裏の散歩者
2006 · ドラマ · 日本
87分
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女性記者・富岡奈緒子(嘉門洋子)は、異端の画家・郷田三郎の取材として、郷田が生前暮らしていた東栄館を訪れる。おどろおどろしい世界を描いた郷田の作品群が室内を飾り、不気味な雰囲気を醸し出す館。郷田ファンの奈緒子は、夢中で取材を行うが、その夜、悪夢にうなされる。翌朝、奈緒子の体には、蝋の跡が残っていた。不審に思いながらも、奈緒子は、館の住人達に生前の郷田について尋ねる。ところが療養中の青年・優介(窪塚俊介)は、郷田を精神病だと言い放ち、深入りしないようにと奈緒子に苦言を呈す。納得のいかない奈緒子だったが、マドカという少女から、郷田が屋根裏を好んでいたと聞かされると、自らも屋根裏へ上っていく。天井から覗く館の住人達の隠された姿に、奈緒子は目を見はらずにはいられなかった。そして、奈緒子は館の一番奥の部屋に、縄で椅子に縛りつけられている女性を発見する。いったんは引き返した奈緒子だが、ドアに鍵がかかっていることにも興味をそそられ、遂に天井裏からその部屋へ足を踏み入れる。縛られた瀕死の女性の姿は、郷田の絵を連想させた。夢中でカメラに収める奈緒子だったが、その時、部屋の外に物音を聞き、慌てて押入れに隠れる。ドアを開けて入ってきたのは、手にナイフを持った白塗りの顔をしたピエロだった。ピエロは笑いながら、ナイフを振り上げる。そして、目を覆わんばかりの光景が繰り広げられる。

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