長年のあいだレストラン“小マルギュリー”亭を経営してきたシェフのイポリット(ミシェル・オーモン)とその妻ジョゼフィーヌ(ステファーヌ・オードラン)は、このたび店を売り払って閉店するにあたり、最後の晩に息子で作家のバルナベ(ジャック・ガンブラン)とその妻マリア(アニェス・オバディア)や、気のおけない若い仲間たちを招待した。それぞれにこのレストランにまつわる人生の思いでがある。夫妻がこのレストランを買って自分たちの店を持ったのは1960年、以来いろいろなことがあった。