昭和20年、冬。米軍の厚木キャンプで働きながら、ボクサーとしても一目置かれていたジャックこと片岡壮二。故郷の札幌へ戻り、薄野のボディガードを名乗る三原鉄次の舎弟となった彼は、持ち前の腕力と男気を発揮して愚連隊やチンピラを制圧、札幌一帯を牛耳るようになる。ところが、それが北海道やくざの頂点に君臨する穂高一家総長・穂高龍王の知るところとなり、抗争が勃発。三原一派は壊滅の危機に瀕してしまう。