娘の死に深い傷を負っている私立探偵の“タカの目”(ミシェル・セロー)は、金持ちの息子の婚約者の身元調査を担当したことにより、思わぬ方向へと導かれることになる。婚約者の正体はカトリーヌ・レリス(イザベル・アジャーニ)。名前を変えヨーロッパを駆け回り、その美貌を武器に金持ちの男を誘惑しては殺害、素早く姿を消している。これは惨めだった少女時代の記憶から逃れるために彼女の選んだ生き方であった。