様々な街が再開発でどんどん変化していく。かつて栄えた街が古びていき、人々を飲み込みながら新陳代謝を繰り返し、それまでの景色がまるでなかったかのように生まれ変わる。そんな街の変化の隙間で、不思議な能力を持つ者たちが生まれていた。彼らはその力を弄び、ある者は社会に貢献し、ある者は利己的な事に活用し、またある者は生活に役立てようとしていた。そんな不思議な能力を持つ者の中に、一人の探偵がいた。その名は松田聖人(末原拓馬)。松田はある日、とある女性から依頼を受ける。その依頼とは、“悪意のある超能力グループの仲間になってしまった妹を連れ戻してほしい”というものだった。調査を開始した松田だったが、刑事の南野(佐伯大地)の妨害を受ける。南野はそのグループに絡んだ別の事件を捜査していたのだ。反発しながらも捜査を進める松田と南野は、次第に絆を深めていく。しかし、南野はある秘密を抱えていた……。