1965年、UCLA映画科の学生ジム・モリソンは、目の前を行く少女パメラに一目惚れし後を追ううち、彼女が住むヒッピーのたまり場に入り込み、風変わりな出会いをする。その頃、ジムは授業で自作の映画を上映していたが、自らのバンドを持ち、すでにLAで活躍していた学生レイ・マンザレクにより詩人としての才能を高く買われていた。ある夜パメラの寝室に忍び込んだジムは、彼女を月夜の散歩に連れ出し、愛の詩をささやき、パメラを夢心地にさせた。ジムはラブ・アンド・ピースの裏側にある暗闇や混沌を詩の世界で綴り、それがロックという音楽になった時、一気に時代の寵児となった。