警官も、うなぎやも、酒屋も、みんな幼なじみのような小さな田舎町。仲の良い三人家族がいた。しかし、イルカの島で過ごした楽しい日々の思い出を残して母が死んでしまう。母を愛し、仕事一筋であった墓石彫りの父・悟(役所広司)は、何故かその日に限って病院に顔を出さず、突然姿を消してしまった。取り残された一人娘のみつこ(堀北真希)。半年後、父は変わり者の女性の屋敷で発見された。