28年もの長きにわたる刑期を終えたギャングのヴァル(アル・パチーノ)は、出所してまず仕事仲間のドク(クリストファー・ウォーケン)と再会。親友との再会を喜び合い、盛り場へ繰り出して28年分の鬱憤を晴らすべく羽目をはずす。一方ドクは、ボスのクラップハンド(マーク・マーゴリス)から翌朝10時までにヴァルを抹殺するよう指令が下されており、親友を前に葛藤していた。ついには指令についてヴァルに告白してしまう。二人はその問題から目を背けるかのように盗んだスポーツカーで3人目の仲間ハーシュ(アラン・アーキン)に会いに行く。スポーツカーに若い女が監禁されているのに気付いた彼らは、女を連れて首謀者のアジトへ乗り込む。人助けや警察とのカーチェイスなど、娑婆の空気を味わうヴァル。約束の時間は、刻一刻と迫っていた……。