アルプス山脈の大自然の中。裸で目がくりぬかれ手首が切断され、胎児のような形に縛られている変死体が発見された。パリから派遣されたベテラン刑事ニーマンス(ジャン・レノ)は捜査を開始し、アルプス山脈の麓にあるゲルノン大学の閉鎖的な雰囲気に、秘密の匂いを嗅ぎ取る。一方同じ頃、墓の盗掘事件と小学校での強盗事件を調査中の若手刑事マックス(ヴァンサン・カッセル)は、二つの事件に共通してジュディット・エローという少女の死が関係あることに気づき、その点からゲルノン大学に疑惑を抱き始めていた。ニーマンスは、死体の発見者であるゲルノン大学で雪崩の仕組みを研究している女性、ファニー・フェレイラ(ナディア・ファレス)に話を聞きに行く。