母と妹を暴力から守るため父を殺めてしまった石川一馬(半田周平)は、社会復帰を目指し、更生保護施設で生活を始める。しかし、社会から人殺しと非難された彼は、次第に生きる希望を失っていく。ある日、職場のスクラップ工場で外国人労働者へのいじめに巻き込まれる。皆がいじめから目を背けるなか、なりふり構わず止めに入った中国人労働者の劉(梅田誠弘)の姿に一馬は目を覚まされる。劉と交流するうち、自分の望む幸せを掴もうと立ち上がるが……。