酪農業を営む30歳のピエールは、両親から受け継いだ農場と牛たち、獣医の妹と両親で生活を回している。フランスで伝染病が初めて発見され、ピエールは、自分の牛たちも病に感染していることに気づく。他に頼るものが何もなく、牛を諦めるわけにはいかない彼は、牛たちを助けるために、どんなことでもする決意をする。