情緒不安定なヤクザ組長の父・テツジ(六平直政)とヒステリックな母・ナオミ(入絵加奈子)を持つタカノリは、借金を抱え困窮した家族を守るため、兄・サトシ(毎熊克哉)と一緒に近所の資産家一家から現金を強奪しようとする。しかし後手後手に回ったうえに一家の息子を殺害。一人殺すなら全員殺すも同じこととばかりに、タカノリの一家は家族のためと言いながら無謀で狂気じみた人間狩りを繰り広げる。