主要産業が衰退した米国ラストベルトで暮らす少年たちを映し、第91回アカデミー賞長編ドキュメンタリー部門にノミネートされたドキュメンタリー。暴力的な家庭から逃れるようにスケートボードにのめり込む3人だが、成長するにつれ様々な問題に直面し……。監督のビン・リューは、10 代の頃から撮りためたスケートビデオと共に、閉塞感のある故郷でもがく若者3人の12 年間を通し、明るく見える少年たちの暗い過去や葛藤、人種や貧困など様々な分断を孕んだ米国の現実を映し出す。