ハリウッド貯水ダムを見下ろすロサンゼルスの高級住宅地に朝が訪れる。建築会社の副社長スチュワート・グラフ(チャールトン・ヘストン)は40を越したばかりの働きざかり。一見何不自由ない暮しのように見えるがグラフには重苦しい悩みがあった。それは妻レミー(エヴァ・ガードナー)と離婚寸前の状態だったからだ。レミーは夫が出世したのは、彼女の父親サム・ロイス(ローン・グリーン)が建築会社の社長で、彼を引立てたからだと思い込み、彼を軽んじてきた。