キンバレーに大金剛石鉱山を所有するジョン・ケルチはロレイン・テムプルという美しい人妻と知り合いにあった。ロレインは宝石に対して先天的に深い執着心を持っていて、宝石を得る為にはいかなる事をもする様な女であったケルチは使用する人達に対して厳重を極め過酷な取扱いをしていたので使用人から恨まれていた。或る日ケルチはロレインを地下の宮殿の様な室に誘って多くの宝石を示したので、彼女はケルチの心を惹かんと、あらゆる媚態を尽くしたが、ケルチは彼女の考えが間違っている事を示す為に故意にしたのだと、冷然たる態度を示した。丁度此の時予てケルチに復讐しようと機会を狙っていた鉱夫頭が鉱山を爆破させたので、2人のいた室も散々に破壊され、ロレインは重症を負って倒れた。彼女はケルチに対して自分の誤りを教えて呉れた事を謝して死んでいった。