女(ティルダ・スウィントン)は元恋人のスーツケースの横で、ただ時が過ぎるのを待っている。元恋人はスーツケースを取りに来るはずだが、姿を現さない。傍らの犬は、主人に捨てられたことをまだ理解できず、落ち着きのない様子。女は待ち続けた3日間のうち、1度しか外出をしていない。その際、女は斧と缶入りガソリンを買ってくる。無力感に苛まれ、絶望を味わい、理性を失う女。様々な感情を体験したところに、やっと元恋人から電話がかかってくるが……。