中国北部の大荒野を、慰安婦の一団が運ばれていた。その中には、天津の売春婦宿で、日本人友田とめぐりあって以来、その愛を裏切られた娼婦春美も入っていた。春美は友田を忘れるため、自分からこの慰安所を希望したのだった。山間地にトラックがやって来た時、日本兵の中に三上上等兵の美しい瞳を見て、春美のすさんだ胸はやさしくゆすられた。その夜から春美は、七人の仲間たちと千人の兵隊を相手にするのだった。