家族を忘れ、自分勝手に生きてきたショウタ(上原剛史)は、唯一の家族だった祖母の死をきっかけに、薬物依存に陥って更生施設で暮らす弟・ユウサク(小関翔太)を引き取って共に暮らすことを決める。やがてショウタは、ユウサクを救うため、ユウサクの人生を基にした映画を作ろうと、「命の満ち欠け」の脚本を書き始める。一方、新しい生活に馴染めないユウサクは、次第に薬物の禁断症状に苦しみ始め、やがて更正施設で起きたある"事件"の記憶が蘇る……。