39歳の只野晃一(和田正人)は、妻・真央(貫地谷しほり)と二人の娘と暮らしている。カーディーラーのトップ営業マンとして充実した日々を送る晃一だったが、顧客の名前を忘れるなどの異変が現れる。若年性アルツハイマー型認知症と診断が下され、驚き、戸惑い、不安に押し潰され、ついに退社も決意する。真央は心配のあまり、何でもしてあげようとする。しかし、二人はある出会いがきっかけとなり、意識が変わる。人生を諦める必要はないと気づいた彼らを取り巻く世界が変わっていく……。