17歳、高校生の秀一(二宮和也)には、殺したい男がいた。10日前から家に居座り、母・友子と妹・遥香との平和な暮らしを乱す、元継父の曾根(山本寛斎)だ。警察や法律が自分たち家族を守ってくれないと悟った秀一は、自らの手で曾根を殺す決意を固める。インターネットの裏サイトや医学書を調べて完全犯罪のシナリオを練った秀一は、計画を実行する。警察は、曾根を病死と判断。ガールフレンドの紀子(松浦亜弥)にかすかな不信感を抱かれた以外は、秀一の計画は完璧なはずだった……