1987年、LAの高級住宅街サンフェルナンド・ヴァレー。何不自由ない生活を送っていた専業主婦のキャロル(ジュリアン・ムーア)はある日突然、化学物質過敏症というアレルギー症状に陥る。彼女の周囲を取り巻く壁紙、家具の塗料、スプレー、ペンキ、そして屋外の排気ガスといった化学薬品全てに反応してしまうのだ。キャロルは彼女と同じ症状を持つ人々のコミューン、ニューメキシコ州にあるレンウッドセンターの存在を知り、そこへ向かう。センターで代表のピーター・ダニング氏(ピーター・フリードマン)らの下、キャロルは治療に専念し、少しずつアイデンティティを取り戻していくのだった。