数年前の事故のせいでレーサーになる夢をあきらめ、TV局への就職も決まった20歳のマギー・ペイトン(リンジー・ローハン)は、大学の卒業祝いに、レース・チームのオーナーである父親レイ(マイケル・キートン)から、好きな車を一台プレゼントしてもらうことになる。彼女が選んだのは、運命的な出会いを感じたスクラップ寸前のフォルクスワーゲン。ハービーという名前のその車は、マギーが運転席につくと、勝手に猛スピードで走り出し、やがて地元のストリート・レーサーが集うカー・ショーに乗り込んでいった。そこでスター・ドライバーのトリップ・マーフィ(マット・ディロン)を挑発したハービーは、彼とレースすることになり、見事勝利してしまう。屈辱的な思いをしたトリップは、復讐のためストリート・レースを開催。