三度目の自殺未遂を起こしたユジョン(イ・ナヨン)は、ある日、シスターの伯母に連れられ、刑務所へとやってくる。昔、歌手をしていたユジョンの歌を、聴きたがっている男がいるというのだ。刑務所の面会部屋にいた男に、ユジョンは不快な印象を受ける。その男の名は、ユンス(カン・ドンウォン)。三人の人間を殺した死刑囚だ。ユンスの弟は、ユジョンの歌を聴きながら死んでいったのである。ユンスを見据えて、問いつめるように話すユジョンの姿は、ユンスの興味を惹く。