凶悪犯罪が絶えなかった1990年代、人気ニュースキャスター、ハン・ギョンベ(ソル・ギョング)の9歳の一人息子サンウが誘拐される。誘拐犯(カン・ドンウォン)は、ぞっとするほど冷静な声の脅迫電話で、身代金1億ウォンを要求してくる。警察は秘密捜査本部を設置するが、犯人は緻密な手法により正体をつかませず、捜査網をくぐり抜けていく。唯一の手掛かりは、脅迫電話の声だけ。44日間にもわたる悪夢のような日々により、夫婦の絆は崩壊し、やがて追い詰められていく。