瑞王の三女・沈錦(しんきん)は行動力にあふれた賢い娘。だが、母親・陳(ちん)側妃の身分が低いため、母娘とも家では虐げられていた。そんなある日、辺境を守る鬼将軍と恐れられる永寧伯・楚修明(そしゅうめい)と二女・沈梓(しんし)との縁談が持ち上がる。そして、母のためにと嫌がる姉に代わって嫁ぐことになった沈錦だったが、楚修明(そしゅうめい)の態度は冷たい。それは彼が自分を間者だと疑っているせいだと知った沈錦は…。