1962年春川(チュンチョン)。ミン・ドゥルレは両親の顔を知らず、お金に汚い院長のいる孤児院で暮らしている。 明るくおてんばなドゥルレは孤児院の子供たちの大将格で、大きな男の子も彼女には敵わないほど。 ある日、ジャージャー麺の配達を手伝っていたドゥルレは金持ちの家の娘セヨンと出会う。 ある雨の日、孤児院の院長の指示で傘を売りに出かけたドゥルレは雨の中、震えていたセヨンを見かけ、売り物の傘を差し出し2人は友人になる。 一方、ドゥルレの存在を知らない彼女の実父ガンウクは飼料工場を経営するデソンが売りに出した旧家「パンソンジェ」を買い取ろうと、久しぶりに春川に戻ってきていた。ガンウクはその昔、その旧家の娘と愛を育んでいたが、周囲に反対されたのだった-。